『チョコレートカスタードドーナツ』の作り方

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一時期、ヘルシーなドーナツを作りたいと思って、色々作って食べ比べたのですが、やっぱり小麦粉で作ったノーマルスタンダードが一番おいしいという結論に辿り着きました。

そして、チョコレート味のカスタードクリームを入れたイーストドーナツを作りたいと思うようになり、作りました。

ちなみに、ドーナツはケーキドーナツやイーストドーナツなど色々な種類があるのですが、イーストドーナツはその中ではカロリーが低いそうです。

今回のレシピはかなり時間と手間がかかりますが、その分、やり切ったという実感も生まれて、ストレス発散になりました。

 

材量(6個分)

ドーナツ生地

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強力粉110g
薄力粉40g
ドライイースト 1.5g(小さじ半分)
無塩バター 15g
砂糖 15g
塩 1g
卵+牛乳 90g

カスタードクリーム(作りやすい分量)

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牛乳 150ml 
卵 1個
小麦粉 大さじ1
ミルクチョコレート 50g

余ったら、パンやクッキーに塗って楽しんでください。

材料費

300円から400円の間くらい。

日持ちと保存方法

加熱前のドーナツ生地は仕込んだ翌日には必ず使い切ってください。

クリームを詰めたドーナツは冷蔵しておけば、翌日まで食べることができますが、表面のカリカリ感は損なわれます。でも、しっとり感がましておいしいです。
カスタードクリームは素早く冷やせば、3日は腐りませんが、冷凍保存可能です。さましたら、ジップロックに入れて冷凍庫へ。1週間くらいで食べきってください。

作り方

ドーナツ生地

1.無塩バター以外の材料をボウルに入れ、よくこねる
2.無塩バターを生地にすり込む
3.2を冷蔵庫で8時間以上冷やす
4.冷蔵庫から出したら、室温に20分ほど置き、ガス抜きをして、6等分し、固く絞った濡れフキンをかけて10分休ませる
5.4にラップをかけ、25度から30度ほどの場所に置き、一回り大きくさせる
6.ドーナツ生地を少し平べったい形にする
7.鍋に油とドーナツを入れ、弱火でひっくり返しながら揚げる
8.ドーナツを冷ましたら、菜箸などで穴を開け、絞り袋を使ってカスタードを詰める

チョコレートカスタードクリーム

1.卵黄に小麦粉をふるい入れて、混ぜる
2.鍋に牛乳と刻んだチョコレートを入れ、ぬるま湯程度に温め、チョコレートを溶かす
3.1に2を濾し入れ混ぜて、鍋に戻す
4.中火にかけ、かき混ぜ続ける
5.沸騰したら、30秒数えて火を止める
6.容器などに移し、保冷剤などを使って冷まし、冷蔵庫で冷やす
7.ざるで濾し、絞り袋に入れる

工程別のポイント解説・ドーナツ生地

1.無塩バター以外の材料をボウルに入れ、よくこねる

ボウルに材料を入れる時、塩分でイーストが、「うわーっ!しょっぱー!」とのたうち苦しむのを防ぐために、塩とドライイーストは離して入れてください。

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粉類を全て入れたら、牛乳と卵を入れたら、ヘラでしばしこねこねしましょう。

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しばらくこねていくと、粉が水分を吸って見た目があまり良くない塊になります。

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そうしたら、手で混ぜていきます。

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この状態になるまでムッチャこねてます。

2.無塩バターを生地にすり込む

こねながら、生地にバターを混ぜ込んでいきます。

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バターは室温において柔らかくしておいたほうがすり込みやすいです。

混ぜていくと、生地がオイリーかつ柔らかくなってきます。

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表面がつるつるになるまでこねて、ひとまとめにします。

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3.2を冷蔵庫で8時間以上冷やす

タッパーなどしっかりとフタがついたものに入れて、冷蔵庫で冷やします。

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8時間以上かけて、パンはゆっくりと発酵していきます。余裕があれば、室温で20分ほど置いてから入れるとより発酵しやすいです。

この方法はオーバーナイト法と言って、自分が試した中で成功しやすかったと感じています。

発酵機能付きのオーブンがあれば、そちらのほうが成功率は上がると思いますが……。

4.冷蔵庫から出したら、室温に20分ほど置き、ガス抜きをして、6等分し、固く絞った濡れフキンをかけて10分休ませる

一晩経った生地が↓です。我慢できず、指で押してしまいました。

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膨らんでいるのがわかるでしょうか。

生地が冷たいと扱いづらいため、室温に20分ほど置いてから、ガス抜きです。

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生地を6等分していきます。大体、1つ当たり40gから45gの間くらいになります。

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次は6等分し、丸めます。

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クッキングシートを敷くと、バットとかにくっつかないので楽です。

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濡れたフキンがなかったので、濡らしたキッチンタオルを被せて休ませます。

5.4にラップをかけ、25度から30度ほどの場所に20分から30分ほど置き、一回り大きくさせる

2次発酵の工程です。発酵機能付きオーブンもないうえに、古民家ゆえにひんやりとしている我が家で唯一温かい場所はストーブの前しかありません。

バットを置いておくと、誰かに踏まれるリスクがあると思い、蓋つきのフライパンに入れて置いておきました。

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20分くらい経ったら一回り大きくなったので発酵は終了です。

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6.ドーナツ生地を少し平べったい形にする

画像取り忘れました。

7.鍋に油とドーナツを入れ、弱火でひっくり返しながら揚げる

きれいな焼き色にこだわるなら、油はケチらずたっぷりと!

ブログ主は貧乏性なのでちょっとケチりました😅

油とドーナツは火をつける前に入れてしまって大丈夫です。中までじっくりと火を通したいので、弱めの中火でじっくりと加熱しました。

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ちなみに、弱めの中火は火がフライパンの底にくっつくかくっつかない程度の火加減です。

発酵がうまくいくと揚げてる最中でもプクプクと膨らんできます。

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時々、揚げ色を見るためにひっくり返しますが、この時、トングのほうがやりやすいと思います。家に箸しかなく箸でやりましたが、ドーナツが掴めずやりづらかったです。

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揚がったら、冷まします。今回はグラニュー糖を省略していますが、温かいうちに砂糖をつけたほうがおいしいです。

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砂糖をつける時は上からかけるよりは、お皿に砂糖を入れて、そこにドーナツをディップしたほうがたくさんの砂糖がつきます。

8.ドーナツを冷ましたら、菜箸などで穴を開け、絞り袋を使ってカスタードを詰める

ドーナツのお尻を決めたら、箸を刺してぐりぐりと中を押し広げます。文字で説明すると大変なことしてるみたい。お尻って書いたから変なのか(笑)

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クリームは絞り袋がなければ、ジップロックでも構いません。絞り袋のように先を少しだけ切り落とします。ただ、入れやすいのは絞り袋。

口金は今回は不使用ですが、合ったほうが入れやすいと思います。ただ、今回作ったドーナツは少量だけで、口金洗うの面倒という気持ちのほうが勝りました。

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ちなみに、詰めすぎると割れますw

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欲張っちゃダメだと思いました😅

工程別のポイント解説・チョコカスタードクリーム

1.卵黄に小麦粉をふるい入れて混ぜる

ふるったほうが小麦粉がダマになりません。

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2.鍋に牛乳と刻んだチョコレートを入れ、ぬるま湯程度に温め、チョコレートを溶かす

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沸騰はさせないで、チョコレートが溶けだしたら火を止めます。

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3.1に2を濾し入れ混ぜて、鍋に戻す

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余計なチョコの溶け残りを除去します。

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4.中火にかけ、かき混ぜ続ける

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底から丁寧にかき混ぜ続けてください。

5.沸騰したら、30秒数えて火を止める

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6.容器などに移し、保冷剤などを使って冷まし、冷蔵庫で冷やす

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保冷材などを使って冷やすことで雑菌の繁殖を防ぎます。

7.ざるで濾し、絞り袋に入れる

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ざるで濾すことで滑らかな食感になります。食感よりも手間削減したいなら、ヘラで混ぜるだけでも大丈夫です。

どんな味なの?

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揚げたてはもっちりとした生地でちょっと弾力があります。甘いチョコ味のカスタードクリームもおいしいです。

時間が経つとカリカリ感は消えますが、しっとりふんわり感が少し増します。個人的にはこっちのほうが好みでした。

ここまで読んでくれてありがとうございました。