bean to barとは?普通のチョコレートとの違いは?

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bean to barという言葉を聞いて、「普通のチョコレートとは何が違うの?」と疑問に思ってはいませんか?

値段も高いものも多いですし、こだわりはあるんだろうなという気もしますが、いまいち普通のチョコレートとの違いがよくわかりませんよね。

この記事ではbean to barとは一体何なのか、普通のチョコレートとの違いについてもお伝えしています。

bean to barを知って、ぜひおいしくチョコレートを食べてください。

bean to barとは?

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bean to barとはカカオ豆から板チョコを作るという意味で、その名の通り、カカオ豆を自分たちで仕入れて加工して板チョコレートを作ることをいいます。

現在ではクラフトチョコレートとも呼ばれ、2020年執筆現在大都市を中心とした日本各地にカカオ豆から仕入れて、チョコレートに加工するショップが存在します。

bean to barという言葉だけでは板チョコしか作らないイメージですが、そんなことはなく、ガトーショコラなど色々な商品を製造したり、カフェ併設店舗も多いです。

bean to barの特徴は?

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bean to bar系のチョコレートショップは主に2つに分かれているので、ご紹介します。

①様々な産地からカカオ豆を仕入れて加工販売

bean to bar系のほとんどのショップが様々な産地からカカオ豆を仕入れて加工しているので、もっともスタンダードなタイプといえるでしょう。

チョコレートと言ってもカカオ豆は生産国や農地など多くの要素によって味わいが変化するので、食べ比べを楽しむことができます。

また、同じ産地の板チョコレートであっても発酵や焙煎などショコラティエの加工方法によって味わいが異なり、ショップごとの食べ比べも楽しめるのです。

②こだわったカカオ豆や産地からだけ仕入れる

様々な産地のカカオ豆を購入して加工するショップが多いですが、一方では同一産地や決まった品種のカカオ豆だけを扱うショップも存在します。

様々な産地のカカオ豆を食べ比べすることはできませんが、こだわりのカカオ豆をとことんまであじわうことができます。

普通のチョコレートとの違いは?

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①味

コンビニやスーパーで売られているチョコレートは誰もが好むように作られていますが、bean to bar系はショコラティエやカカオ豆の個性を楽しむことができます。

そのため、市販品にはないようなフレーバーもあります。また、市販品でおなじみであってもショコラティエがエッジを効かせて個性的な味になっている場合もあるのです。

そのため、好き嫌いも出やすいといえるでしょう。もちろん、誰もが味わえるマイルドな商品もありますが、エッジが効いた味を楽しむのもbean to barの醍醐味です。

②チョコレートの作り方

わざわざカカオ豆の加工をしている(bean to bar)と名乗ることにも意味があります。

一般的にチョコレートの加工には設備や技術が必要になるため、明治と森永を除き、ほとんどの製菓会社ではカカオ豆からチョコレートを製造する設備がありません。

大抵はチョコレートを製造する専門業者から仕入れています。これは、bean to bar以外のチョコレートショップでも同様です。

それが当たり前だった時代に個人や小規模な組織などがカカオ豆から加工したことで生まれたのがbean to barという言葉なのです。

③値段

bean to barは高品質の豆を少量仕入れることが多く、どうしても値段が高くなりがちです。

時々、値段がべらぼうに高いコーヒーショップがありますが、それと同じです。

市販のチョコレートが安いのは、大手のメーカーの方々が企業努力以外にも大量に仕入れているのも理由の一つです。

大量仕入れ重視で品質が低いという意見もありますが、大手メーカーはカカオ農家を支援し、良質な原料を安定的に獲得しようと努力もしています。

bean to barの発祥はどこ?

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bean to barの始まりはアメリカとされますが、同時期にヨーロッパでも似たようなムーブメントが発生したので、そちらも併せてご紹介します。

アメリ

2000年代前半に家のガレージや小さな工房などでカカオ豆からチョコレートを作る人々が登場し、こちらが元祖とされています。

なぜそこまでして……と情熱に圧倒されるばかりです。

2007年にはアメリカブルックリンで、「MAST BROTHERS CHOCOLATE」というメーカーが工場を設立し、bean to barの世界的先駆けとなりました。

②ヨーロッパ

一般の人々がガレージに道具を持ち込み、チョコレートを作り始めたアメリカと違い、ヨーロッパではチョコレートのプロであるショコラティエがカカオ豆に着目しました。

アメリカでの同時期にショコラティエたちがこぞってカカオ豆の産地や品種に注目したわけです。

1994年にイタリアではカカオ豆の中でも希少なクリオロ種で板チョコレートを作るドモーリが創業しているので、そういう影響もあるのかもしれません。

ただ、それまでのショコラティエがチョコレートをおざなりにしていたわけではなく、1990年代にはチョコ加工業者に特注していた方もいたそうです。

日本でのbean to barの始まりは?

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画像・Minimal -Bean to Bar Chocolate- TOKYO – Minimal -Bean to Bar Chocolate- _ TOKYOより引用

日本での草分け的存在は2012年に創業したMinimalです。国際的な品評会でも受賞をしていて、筆者が初めて通販したのもこのお店のガトーショコラとタブレットでした。

スーパーやコンビニでもbean to barは楽しめる?

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画像meiji THE Chocolate(明治 ザ・チョコレート) | 株式会社 明治 Meiji Co., Ltd.より引用
大手メーカーでカカオ豆を味わうbean to barに着目したのは、明治です。

自社の名を関した「meiji The chocolate」を2014年から発売。2016年と2020年にはリニューアルし、現在では4つの産地のカカオ豆を味わえるようになっています。

また、2020年秋にはファミマがケンズカフェ東京とコラボしたスイーツにて、ファミマスペシャルと名付けたカカオ豆を使用し、bean to barを謡っています。

ただし、bean to barの単語自体の認知度はさほど高くないためか、サイトの説明文などに使用される程度でこの単語を用いての宣伝はしていません。

bean to barを食べてみよう!

bean to batのチョコレートショップはこの記事を書いている2020年現在、大都市に多く、地方都市には少ないですが、各ショップはオンライン販売もしています。

そのため、地方都市だから食べられないものではないので、ぜひ機会があれば試してみてください。

bean to barはショコラティエやカカオ豆の個性が強く出た商品も多いので、本当に初めてなら1つはナッティや産地ならガーナやベネズエラを選んでみてください。

ナッティやガーナ、ベネズエラはスーパーコンビニで買えるチョコレートでもおなじみの風味なので、食べやすく感じるはずです。