bean to bar系などチョコレートをメインに扱うショップでカカオパルプを使った商品を見かけたことはありませんか?
食べてみたいかったけれど、よくわからないから敬遠してしまった人もいるかもしれませんね。
チョコレートとは似ても似つかない白いものではありますが、カカオと名がつく通り、カカオの果肉です。
今回はカカオパルプがどのようなもので栄養や楽しみ方を紹介するので、自宅でも手軽に楽しめるようになりますよ。
カカオパルプとは?
カカオの実を剥いたら出てくる白いふわふわとした果肉のことです。カカオ豆はこの果肉の中に30粒から40粒ほど入っています。
この果肉はカカオ豆とともに発酵され、途中で溶けて消えてしまうので豆より貴重な品です。
味は甘酸っぱくフルーティかつさっぱりとした味わいが特徴で、日ごろ慣れ親しんだチョコレートっぽさはありません。
原産地ではそのまま食べる以外にもジュースとして楽しんでいますが、日本には生の果肉は輸入されておらず、冷凍や濃縮タイプやピューレ状で販売されています。
ただ、この記事を執筆している2021年9月現在オンラインでも取扱っているショップが少なく、買うのにハードルが高いです。
カカオパルプの栄養は?
含まれているのは糖質とビタミンB1です。
ビタミンB1は体内の糖質を燃焼し、エネルギーに変えるのに不可欠な栄養素になります。
甘みは強いですが、100g中炭水化物13.0gと糖質が低いです。微量ですがポリフェノール、カフェイン、テオブロミンも含まれています。
カカオパルプの楽しみ方は?
普通のフルーツと同じようにヨーグルトやバニラアイスのトッピングとして楽しむことができますし、スムージー、ゼリーやケーキなどのお菓子の材料としても使えます。
カカオパルプを気軽に楽しむには?
ここではカカオパルプを使った商品を紹介します。
①ゴディバ「カカオフルーツジュース」
画像・カカオフルーツジュース|ドリンク|GODIVAより引用
カカオパルプを使ったフレッシュなジュースで、ゴディバのカフェの一部店舗で取り扱っています。
また、公式オンラインショップから購入することも可能です。
②ネスレ「キットカットショコラトリー カカオフルーツチョコレート」
画像・Amazonネスレ「キットカットショコラトリーカカオフルーツチョコレート」より引用
カカオパルプを乾燥して粉末にしたものを砂糖の代わりにチョコレートの部分に練りこんだキットカットです。
通常のキットカットよりも果実味が強い味わいが特徴になっています。
Amazonネスレ「キットカットショコラトリーカカオフルーツチョコレート」
機会があればカカオパルプを楽しもう!
カカオパルプはカカオ豆を包む白い果肉で、糖質とビタミンB1を含んだ甘酸っぱい果物です。通常はカカオ豆と一緒に発酵され、溶けて消えていきます。
原産地でジュースやフルーツとして少量が消費される程度で、なかなか出回ることはありませんでした。
現在もカカオ豆の発酵に使われるので流通量は多くありませんが、チョコレート系のショップではジュースやアイスなどで売られていることもあります。
もしショップでカカオパルプやピューレを使った商品を見かけたら試してみてください。