せっかく作った生チョコが固まらない理由。復活できる?再利用方法は?

f:id:aisakayo:20210629085541p:plain

バレンタインシーズンには簡単チョコレートレシピとして紹介されることが多い生チョコですが、固まらなかったという人も少なくないようです。

特に、生チョコはプレゼントする前日に作ることが多いと思うので、固まらなかった場合、プレゼントに間に合わないという事態に発展してしまいます。

間に合わなくて、泣く泣く近場の店でチョコレートを購入してプレゼントしたという人もいるみたいです。

この記事では時間と手間をかけて手作りした生チョコが固まらなかった理由と再利用法できるかを中心に解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

生チョコが固まらないのはなぜ?

①生クリームや水分が多すぎた

f:id:aisakayo:20210629092339j:plain

基本的に家庭で作る生チョコは生クリーム1にチョコが2の割合で作ると決まっています。これが一番失敗なく作ることができるからです。

特に、市販のミルクチョコを使う場合は必要以上に生クリームや水分を増やすと固まりません。

②レシピをアレンジした

f:id:aisakayo:20210629091839j:plain

チョコレートのお菓子を作るうえで大切なのはレシピに使用されているチョコレートのカカオ分を合わせることです。

「レシピではハイカカオのチョコを使ってるけど、苦いのは嫌だからミルクチョコで作ろう(^^)」というようにアレンジすると固まりません。

先程、家庭での生チョコ作りにおいて一般的な材料の割合は生クリーム1にチョコが2と説明しましたが、チョコのカカオ分によってこの割合はある程度変えられます。

たとえば、カカオ分70%以上なら、チョコレートの油分もあるので生クリームが少しくらい多くても固まります。

このようにカカオ分が違うと生クリームの割合も違うため、アレンジと称してレシピとは違うカカオ分のチョコを使ってはいけません。

③しっかりと混ぜなかった

f:id:aisakayo:20210629092035j:plain

チョコレートと生クリームはしっかり混ぜて乳化させることが大切です。乳化とは水分と油がしっかり混ざり合った状態のことを言います。

乳化していないと分離の原因にもなりますし、おいしくもありません。

④冷やす時間が足りない

作る量にもよりますが、しっかり乳化すると2時間や3時間では固まらないことがあるので、半日は冷蔵庫に入れておきたいです。

生チョコを復活できる?

f:id:aisakayo:20210614145851j:plain

生クリームが多すぎた場合は生チョコと新しいチョコレートをボウルに入れて湯煎で溶かし、改めて固めなおします。

再利用法は?

ホットチョコレート

f:id:aisakayo:20210628124154j:plain

チョコレートのドリンクで、生チョコ30gと牛乳150mlを温めて溶かしたら完成です。

ホットチョコレートという名前ですが、粗熱を取ってから冷蔵庫で冷やしてもおいしいです。

②チョコフォンデュ

f:id:aisakayo:20210629090553j:plain

溶かしたチョコレートにフルーツやマシュマロなどをつけるだけです。

③パンに塗ったりクッキーにつける

f:id:aisakayo:20210629090734j:plain

そのままスプレッドとしてパンやクッキーにつけてもおいしいです。

④冷凍してアイス

f:id:aisakayo:20210629091246j:plain

固まらなかった生チョコも冷凍すると固まりますが、固くなりすぎることはないのでアイスとして楽しめます。

ただし、常温に置き続けると溶けるので、本当に普通のアイスとして楽しんでください。

失敗しても捨てずに活用しよう!

生チョコが固まらない理由で多いのは生クリームの割合が多いことだと思います。

その場合はもう一度溶かして、チョコレートを足して固めなおします。

それでもダメもしくは面倒くさい場合は、ホットチョコレートやチョコフォンデュなどに再利用することが可能です。

冷凍に入れておけば、2週間くらいは日持ちするので使い切れると思います。

固まらなかったという場合は本当に固まらないだけで、味には影響がないことがほとんどなので、おいしく食べることができますよ。

生チョコの関連記事

最後の一口までおいしく!生チョコレートの保存方法と賞味期限 - ショコラの読み物

生チョコとは何?普通のチョコ・トリュフ・ガナッシュの違いを解説 - ショコラの読み物