恋を叶えるためにバレンタインデー頃に情念とかとりあえず強烈な念を込めながら生チョコを作ったことはありませんか。
簡単に作れてラッピングも箱に入れるだけでおしゃれに見えるので、プレゼント用に作るには最適なお菓子だと思います。
ただ、せっかく作ったのに分離しちゃったよーッ!!(´;ω;`)という事態が発生してはいませんか?。
自分用ならいいけど、プレゼント用なら渡す日にちもあるのでとても大変です。今回は生チョコが分離した理由と復活方法について紹介します。
生チョコが分離した理由
①生クリームの温度が高い
鍋でも電子レンジでも生クリームは細かい泡がふつふつと出る程度まで温めます。
レシピによっては衛生面を考慮して生クリームを沸かすというものもありますが、ぼこぼこになるまで沸騰させるのは温度が高すぎます。
②チョコレートの温度が高いもしくは低い
チョコレートを湯煎で溶かす時は50度前後の温度で溶かします。熱湯で溶かすとチョコレートも温度が上がりすぎて、分離しやすくなります。
①にも②にも共通していることですが、チョコレートと生クリームの温度があまりにも違いすぎると分離しやすくなるのです。
チョコレートは冷蔵庫から出したてのものを使うのではなく、20度ほどの室温に出して常温に戻してから使います。
③チョコレートを混ぜるタイミングが早い
温めた生クリームにチョコレートを入れた時、すぐには混ぜません。
チョコレートに生クリームの熱が伝わった時が混ぜるタイミングなので、しばし待ってあげます。
ただ、待ちすぎても熱が冷めて溶けなくなります。
④チョコが入ったボウルに水分が入ってしまった
水は油と違ってチョコレートと混ざりづらいため、分離の原因になります。
⑤ボウルなどの道具の温度が低すぎた
お菓子作りは道具の温度も大切です。
チョコ菓子は20度前後の気温が一番楽に作れますが、寒い台所だと道具も冷たいため、チョコが溶けづらいし冷めやすく難易度が上がります。
溶けたチョコに冷たいものを入れると簡単に分離してしまうので注意してください。
⑥生クリーム(牛乳)の量を間違えている
材料の分量を間違えても分離することはあるようですが、個人的に量が違った場合で分離したことはありません。
生チョコが分離しづらいチョコレートはある?
生チョコなどお菓子を作る時はカカオマス、ココアバター、香料、乳化剤とシンプルな材料の製菓用チョコレートがおすすめです。
市販の板チョコの場合、植物油脂が入っているものも多いので分離しやすいようです。
なお、明治ミルクチョコレートや外国産のチョコレートは植物油脂が入っていないことが多いのですが、分離しづらいかどうかはわかりません。
生チョコを分離させずに作るコツは?
分離しづらい生チョコの作り方は以下のとおりです。
1.レシピ通りに材料を用意し、計量する
2.室温に戻したチョコレートを細かく刻み、水滴のついていないボウルに入れる
3.50度前後のお湯でチョコレートを湯煎して溶かす
4.沸騰直前まで温めた生クリームをチョコレートのボウルに入れて優しく混ぜる
これで容器に入れて、冷蔵庫で冷やせば大丈夫です。
分離した生チョコを復活する方法
①電子レンジを使う方法
冷めた分離チョコを電子レンジに入れ10秒加熱して、混ぜる。冷まして再び10秒レンチンで混ぜるを艶やかになるまで繰り返したら復活完了です。
レンチンのし過ぎで生チョコに火を通ってしまったら、もう2度と蘇ることはないので注意して行ってください。
②湯煎でやる方法
50度のお湯で湯煎して生チョコを溶かしてから、温めた生クリームを少しずつ入れてよく混ぜます。
生クリームを入れすぎるとチョコレートが固まらなくなるので、少しずつ入れては混ぜるを繰り返します。
牛乳よりも脂を多く含む生クリームのほうが混ざりやすいのと固まりやすいので、できれば生クリームを使ったほうがいいです。
牛乳も戻る時はきれいに戻りますが、生クリームより固まりづらいので入れる量に気をつけてください。
チョコが分離してもまだ諦めないで!
生チョコが分離してしまう理由は様々ありますが、個人的な経験ではチョコと生クリームと道具の温度のバランスが悪いことが分離の原因として一番多いと感じます。
チョコレートが冷たすぎる状態で温かい生クリームを注いでもうまくチョコの油が生クリームに溶けないということが過去にあったからです。
チョコも生クリームも道具も適切な温度でない時に混ぜると分離しやすいのだと思います。また、生クリームにチョコを入れてすぐに混ぜないことも大切です。
もしチョコが分離してしまった時は湯煎にかけながら少しずつ温めた生クリームを混ぜるか電子レンジで10秒チンして混ぜて冷ますを一体化するまで繰り返します。
分離しても完全にダメになったわけではないので、ひとまず諦めないでやってみましょう。