ローチョコレートという言葉を初めて知ったけど、「普通のチョコとどう違うの?」と疑問を抱いては居ませんか?
この記事を執筆している2021年3月時点ではスーパーやコンビニなどではまだまだ見かけないですが、時々、雑誌などでは特集が組まれています。
調べてみると、ローチョコレートは普通のチョコレートと比べて、健康や美容にいいという意見もあり、美容に気を使う人ならより興味を惹かれるのではないでしょうか。
この記事ではローチョコレートとはどんなものなのかを味やデメリットも含めて紹介するので、購入するかどうか迷っている方の参考になるかもしれません。
ローチョコレートとは?
ローチョコレートは英語ではraw chocolateと書き、日本語に直訳すると加熱せずに作ったチョコレートという意味です。
通常のチョコレートはカカオ豆に焙煎などで熱を加えて作るのが一般的なのですが、ローチョコレートは48度以上の熱を加えずに作っています。
カカオ豆以外の糖類やミルクといった原材料も48度以下で加熱をしているのが特徴です。
メリットは?
健康志向の商品が多い
原材料が有機ローアガベシロップなど血糖値の上昇を緩やかにする天然の甘味料が使われているものが多く、体にも優しい商品が多いです。
血糖値の上昇が緩やかになれば太りづらかったり、糖尿病といった生活習慣病のリスクも減らせるそうです。
栄養素が残っている
通常のチョコレートは加熱することで様々な栄養素が失われてしまうのですが、ローチョコレートは非加熱なので栄養素が残っています。
残っている栄養素
フェニルエチルアミン
恋愛ホルモンとも呼ばれるチョコレートの代表的な栄養素です。
これは恋愛の初期に脳内で大量に分泌される神経伝達物質で、好きな人を思い浮かべて胸がどきどきしたり、何も食べたくないという原因にもなっています。
脳に恋愛をした時のようなときめきをもたらしてくれる成分である一方、性欲や集中力も高めます。
テオブロミン
チョコレートの香りの成分の一つでカフェインに似た働きをして、リラックスや覚醒、利尿、興奮作用がありますが、カフェインほど強くありません。
トリプトファン
トリプトファンは脳内でセロトニンの材料となる成分です。セロトニンは気分を安定させる効果があり、憂鬱を緩和する効果が期待できます。
オメガ6脂肪酸
オメガ6脂肪酸は必須脂肪酸と言われ、体内で作る出すことができないため、食品から摂取しなければいけません。
アラキドン酸
アラキドン酸は食肉に含まれる成分で植物性で含まれるものはカカオ豆が唯一といわれています。
脳内でアナンダマイドという物質に一部が変わり、幸福感がもたらされます。
ビタミンC
通常のチョコレートは熱を加えるため、ビタミンも損なわれていることが多いですが、ローチョコレートにはビタミンが残っています。
どんな味なの?
非加熱なだけあり、チョコレートに加工されていてもフルーティな瑞々しい味わいがあります。
ただし、渋みも残っているので、正直、食べづらいです。好き嫌いは分かれる味だと思います。
なお、この渋みの強さや食べやすさはメーカーにも異なっているようなので、一概には言えません。
デメリットは?
この記事を書いている2021年3月現在はスーパーやコンビニといった買いやすい店舗での販売はほとんどないことです。
チョコレート専門のショップでもローチョコレートは取り扱っていないことが多いです。
欲しいと思ったら、ローチョコレート専門のショップに行くか通販で購入するのが確実になります。
通販であれば、楽天市場やAmazonといった有名通販サイトでも購入できます。
ローチョコレートを食べてみよう!
最近は雑誌でも特集されることもありますが、まだまだ馴染み深いチョコレートとは言えないと思います。そのため、食べたことがない人も多いのではないでしょうか。
多くの栄養素が残ってはいますが、通常のチョコレートとは味わいが違うため、好みがわかれるでしょう。
スーパーやコンビニではまだ取り扱っている店舗は限られていますが、通販では多くのチョコレートが取り扱われています。
おいしいかどうか判断するためにも一度食べてみてください。