普段、カフェインは控えているけれど、ココアは飲んでもいいのか迷ってはいませんか?
ココアの原料であるカカオ豆にはカフェインが含まれているので、当然、ココアにもカフェインは含まれています。
カフェインを制限しているからココアは無理と思うのはまだ早いです。なぜなら、ココアのカフェイン量は少なく、商品によっては微量のものや代用品もあります。
今回はココアのカフェイン量や妊娠中や授乳中でも飲めるのか代用品について紹介するので、自分のカフェイン摂取量を考える際の参考にしてみてください。
ココアのカフェイン量
ピュアココアが100グラム当たり200㎎、ミルクココア100g当たり微量です。
1杯当たりピュアココア5gで入れたものが10㎎、ミルクココアは微量。
市販品のカフェイン量
スーパー
スーパーで売っている代表的なココア商品のカフェイン量について紹介します。
バンホーテン ピュアココア5g 0.008g
ブレンディ ココア・オレスティック1本 4㎎
森永 ピュアココア 0ではない
森永 ミルクココア 微量
ピュアココアはココア100%なので、当然、カフェインが含まれています。
ミルクココアの原料はココアよりも砂糖や粉乳などのほうが多いため、カフェイン量はピュアココアよりも少ないです。
カフェインが気になるのならミルクココアを選ぶといいですが、砂糖が気になる場合はピュアココアを少なめにして自分で好みの量の砂糖と飲み物から作りましょう。
カフェ・コンビニ
スターバックスのココアはグランデで25㎎のカフェインが含まれています。
カスタマイズでチョコチップやモカソースを追加するとさらにカフェインは増えていきます。
その他のチェーン店やコンビニのカウンターで買えるココアのカフェイン量は公開されていません。
他のカフェイン飲料との比較
日本食品標準成分表2015(文部科学省)を参考に他の飲料の100ml中のカフェイン量を紹介します。
レギュラーコーヒー浸出液 約60mg
紅茶浸出液 約30mg
煎茶浸出液 約20mg
ウーロン茶浸出液 約20mg
ピュアココアが平均で10㎎前後なので、他の飲み物に比べても低いです。
一日にどれくらい飲んでもいい?
一般的な成人
日本をはじめとした世界でカフェインを摂取してもいい上限ははっきりと決められていません。これは個人によってカフェインへの耐性が異なることが理由です。
ただ、カナダ保健省は健康の観点から2010年に成人1日当たり400㎎(コーヒー約3杯)を上限とするように求めています。
個人によって上限は違いますが、日本人はカフェインへの耐性が低い人が多いそうなので、上限はこれより低い数値の人も多いでしょう。
妊娠中
妊娠中はカフェインの摂取によって流産や胎児の発育不良のリスクの上昇が指摘されています。
また、カフェインによってつわりが悪化する人もいますが、体調が良ければ、完全に断つ必要はありません。
英国食品基準庁(FSA)では妊娠中の女性、妊娠予定のある女性1日当たりのカフェイン摂取量を200㎎(ココア約30杯分)に制限するように求めています。
コーヒー1杯から2杯程度なら飲んでもいいので、コーヒーよりもカフェインが少ないココアも同様に飲んでも良いことになります。
授乳中
母乳の中にカフェインが微量ですが混じるので、赤ちゃんによっては夜になっても眠れずに夜泣きする子もいるそうです。
ただ、こちらも完全に断つ必要はなく、様子を見ながらコーヒー1杯程度なら飲んでも構わないそうです。
ココアも同様ですし、カフェインへの耐性が高いのであればコーヒーよりも少し多く飲んでも良いことになります。
就寝前に飲んでもいい?
ココアのカフェインは微量なので、大抵の人はリラックス効果のほうが強く作用してよく眠れるでしょう。
ただし、耐性が低い場合、目がさえてしまったりトイレが近くなって眠れなくなるかもしれません。こういう人は就寝前以外にも夕方以降も飲むのを控えましょう。
ココアの代用品
①きなここあ
きなここあはきなこを深煎りしてココアっぽくしたものです。きなこから作っているので、きなこの風味もありますが、香ばしさがココアを連想させる味わいです。
②ミロ
ミロはネスレの麦芽飲料でココアが含まれていますが、同社のソリュブルコーヒーの10分の1未満のカフェイン量しか入っていません。
③キャロブパウダー
キャロブパウダーとはイナゴマメをパウダー状にしたもので、香りがチョコレートに似ているのにノンカフェインなのでチョコやココアの代用品になっています。
ただし、生のままではクセもあるため、焼き菓子や飲み物などに利用されることが多いです。
おいしくココアを楽しもう!
ココアはコーヒーよりも少ないですがカフェインが含まれていて、飲んでもいい量は個人によって違うので自分で適量を見極めることが必要です。
ブログ主は耐性が低いので、ココアでも利尿作用の影響により何回もトイレに行ってしまいますし、毎日飲むと焦燥感や不安感が強まってしまいます。
妊娠中・授乳中は1日200㎎のカフェイン量に抑えることが推奨されていますが、つわり悪化の原因になることもあるので、体調によって適量を見極めましょう。
授乳中の場合、母乳にカフェインがわずかながら混ざるので、赤ちゃんが寝なくなるということもあるそうです。
ただし、母親が大量にカフェインを摂取しない限り赤ちゃんの健康に影響を及ぼす量は混ざらないので安心してください。