ふと、コンビニとかでテリーヌショコラを見かけて食べてみたら、「あれ、ガトーショコラとそっくり」と思ったことがあります。
ガトーショコラとテリーヌショコラにはどのような違いがあるのかと思ったら、「そういえば、ブラウニーも似ている」とさらなる疑問がわく始末。
そういうわけで、ガトーショコラ、テリーヌショコラ、ブラウニーの違いを紹介します。
同じような疑問を抱いた方はぜひこの記事を読んで、疑問をスッキリ解決してください。
ガトーショコラとは?
ガトーショコラはフランス生まれのチョコレートケーキで、正式名称は『ガトー・クラシック・オ・ショコラ』といいます。
伝統的なチョコレート入りケーキという意味で、フランスではチョコレートケーキ全般を表す言葉でもあり、多くの家庭で作られているそうです。
最低限、チョコレート・卵・バターの3つがあれば作ることができますが、薄力粉やココアパウダーが入っているものもあります。
作り方もチョコレートを湯煎にかけて、卵黄・バター・メレンゲ・薄力粉を混ぜ、型に流し入れ、オーブンで焼いて作ります。
メレンゲが入っているので、濃厚でありながら軽やかな食感が特徴です。
テリーヌショコラとは?
テリーヌショコラはパウンド型で焼いたチョコレートという意味です。ちなみに、パウンド型とは下記になります。
ガトーショコラよりもずっしりとした濃厚な味わいが特徴で、舌にクリームが絡みつきます。これはガトーショコラと違い、メレンゲのような泡が入らないため。
そのため、少し柔らかいチョコレートを食べているような感覚があります。
ガトーショコラとテリーヌショコラの実際の違いとは?
ガトーショコラは濃厚だけど軽く、テリーヌショコラはずっしり濃厚という違いがあると書きましたが、現在、その違いは実際のところ曖昧です。
ガトーショコラでもテリーヌショコラのような濃厚な味わいと形のものも存在しますし、テリーヌショコラも丸い形のものもあります。
ガトーショコラと名乗るのが嫌な時はテリーヌショコラといったアバウトな使い方が丁度いいと思います。
元々、ガトーショコラは丸いホールケーキ型で焼かれたものが多いので、それと区別するためにテリーヌショコラと生まれたのかもしれません。
ブラウニーとは?
ブラウニーはアメリカ生まれのチョコレートケーキで、ガトーショコラやテリーヌショコラと比べてもっとよく言えばラフに作られる気軽なお菓子というイメージ。
材料はチョコレート・卵・バター・小麦粉で、これらを混ぜ合わせたら、バッドに流し入れ焼きあげるだけです。
アメリカ生まれのケーキなので、しっかりと甘いものが多いです。
チョコレートのケーキをおいしく食べよう
ガトーショコラ、テリーヌショコラ、ブラウニーの違いをまとめると以下になります。
・ガトーショコラはフランス生まれのチョコレートケーキで、メレンゲが入った生地により濃厚な味わいながら軽やかな食感が特徴
・テリーヌショコラはパウンド型で焼かれた濃厚な味わいが特徴
・ブラウニーはアメリカ生まれのチョコレートケーキで、しっかり甘い子ども受けのいい味が特徴
ガトーショコラとテリーヌショコラの違いは実際はかなり曖昧ですし、テリーヌショコラも必ずしもテリーヌ型で焼かれてはいません。
そのため、この違いはあくまでも目安の一つにしかすぎませんが、おいしいことに変わりはありません。